米ドルを安くお得に両替できるおすすめの方法
ハワイやグアムなどへ海外旅行に行く際に、必要となってくるのが外貨への両替です。
買い物のほとんどは※クレジットカード決済が利用できますが、米ドルを利用する国ではチップ制度があります。そのため、決済の全てをカードで賄うことは難しく、現地通貨への両替は必須といえます。 また、海外でクレジットカードをショッピング利用すると、利用額の約1.6%程度が手数料として加算されてしまいます。
米ドルへの両替には両替手数料が必要になり、両替を行う場所によって大きく異なりますし、必要な手順も違ってきます。
今回は、米ドルを両替する時に手数料を安く押さえるためのおすすめの方法を、様々な事例別に紹介したいと思います。
米ドルに限らず、外貨への両替は思わぬ手数料が取られたり、帰国の際に余ってしまったら再び両替を行うなどの手間が掛かってしまうことがあります。予定外の出費とならないように、お得な外貨の両替方法を押さえておきましょう!
結論からいうとマネーパートナーズが一番お得
極論をいうと、米ドルへの両替は現地の親切な人に両替をしてもらえば両替コストは無料になるかもしれません。しかし、さすがにこれは難易度が高くなるので、専門サービスを利用することが一般的です。
様々な両替方法の説明を行う前に、結論を書きましょう!
筆者が調査した6つの両替方法では、日本で日本円から米ドルへと両替するにはマネーパートナーズ(FX会社)が一番お得だということが分かりました。
マネーパートナーズが米ドルへの両替に有利な理由
- ・1円~という少額から両替できる
- ・10万円の両替にかかる手数料は1000円以下
- ・米ドルやユーロなど6つの外貨への両替が可能
- ・マネパカードの利用で海外の空港やATMでの引き出しが可能
ただし、これには以下の条件があります。
- ・マネーパートナーズの※口座を開設する必要
- ・口座開設から米ドルの購入申し込みまで3日~1週間程度が必要
- ・受け取りは4つの空港のみ「成田国際空港」、「羽田国際空港」、「中部国際空港」、「関西国際空港」
北海道や沖縄から海外へ飛ぶ方は国内で米ドルの両替はできませんが、マネパカードを利用することで現地で米ドルを引き出すことが可能となります。
外貨への両替の際に知っておきたいこと
それでは、ここから外貨をお得に両替するために知っておきたいこと。そして、ケース別の米ドルへの両替方法や手数料について紹介していきます。
- ・米ドル価格の確認
- ・両替手数料
- ・両替の場所
- ・両替に要する時間
- ・最低両替金額
米ドル価格の確認
まずは、米ドルが今いくらなのかを確認しておきましょう。
2019年4月時点において、1米ドルは約110円で推移しています。
◇米ドル円の価格推移(2015~2019年)
毎日の両替価格は、仲値と呼ばれる午前9時55分の価格が基準となります。
1ドル110円で日本円から米ドルへ両替すると、以下の通り
1,000円=約9.09ドル
10,000円=90.9ドル
100,000円=909ドル
実際は、ここから両替の手数料が差し引かれて、米ドルを手に入れることとなります。
両替手数料
次に知っておきたいのが、外貨両替の手数料です。
外貨への両替には手数料が掛かります。
この手数料というのは、主に以下の2つとなります。
- 両替手数料:両替手数料
- 販売価格:両替の際に実際の価格より高く売ること
販売価格とは、仕入れ値に両替所の利益を載せて販売する価格です。
例えば、コンビニでカップラーメンを買う時に、コンビニは仕入れ値よりも高い値段を設定し販売します。
両替元も同じで、米ドルを110円で仕入れた場合、115円や120円にして販売することで利益を出すのです。
両替手数料は、無料であったり500円などの安い場合がほとんどですが、販売価格は両替所によって大きく異なります。
両替する場所
米ドルは世界の基軸通貨ですので、全ての両替所で取り扱っているといっても過言ではありません。
両替所は主に以下の7つとなります。
- ・銀行や郵便局などの金融機関
- ・金券ショップ
- ・両替専門店
- ・ホテルなどに設置されている両替機
- ・FX会社の両替サービス(マネーパートナーズ)
- ・宅配サービス(ネット予約)
- ・キャッシングサービス
両替に要する時間
全く時間が無い場合:現地でキャッシングサービスを利用
即時:金券ショップ、両替専門店、両替機
平日の場合:銀行や郵便局などの金融機関
3日程度:宅配サービス(ネット予約)
5日程度:FX会社の両替サービス
明日から突然海外へ行くということにはならないと思いますが、今すぐ両替したい場合はどこに行けば良いのか覚えておきましょう。
最低両替金額
基本的に米ドルは1ドルからの両替が可能となっており、受け渡しは紙幣のみとなります。
最大金額は100万円~200万円の間で両替所によって異なります。
最低両替単位:1ドル~(約115円)、10,000円~
1ドルから両替できるところもありますが、国内のほとんどの両替所では10,000円以上が基本となります。
金券ショップなどでは少額の両替は受け付けていない場合が多く、また30万円以上の両替にはパスポート等の身分証のコピーが必要となる場合があります。
2.外貨両替方法の比較
お得に両替をしたい場合、主にパターンは2つに分けられます。
出国までに8日以内:キャッシングサービス
出国までに9日以上:マネーパートナーズを利用
そして、羽田、成田、中部、関西国際空港以外から出国する場合は、キャッシングサービスが最もお得な両替方法となります。
基本的には両替手数料が損得の決め手となりますので、10万円を両替した場合のそれぞれの手数料と日本円にできる金額の違いを比較してみましょう。
両替所 | 手数料 | 受け取れる日本円の金額 |
---|---|---|
銀行:ワールドカレンシーショップ | 2,573円 | 97,427円 |
金券ショップ:大黒屋 | 2,644円 | 97,356円 |
両替専門店:トラベレックス | 2,625円 | 97,375円 |
ホテルの両替機 | 4,000円 | 96,000円 |
マネーパートナーズ | 820円 | 99,180円 |
宅配サービス:トラベレックス | 2,625円 | 97,375円 |
キャッシングサービス | 1,000円 | 99,000円 |
ホテルでの両替機は、ほぼ24時間365日両替できて便利ですが、その分両替手数料が驚くほど高く設定されています。場所によって大きく異なりますが、基本的に使わないようにしたいですね。
その他は97,000円前後と僅差が並んでおり、マネーパートナーズが圧倒的に安くなっています。
ただし、利用できる場所が国内では上に挙げた4つの空港に限られます。
しかし、マネパカードを利用した場合、現地でのマスターカードでの引き出しが可能となります。ほとんどの空港に利用できるATMが設置されているため、どこに行っても困ることはなさそうです。
米ドルへの両替はマネーパートナーズにしよう!
ということで、海外旅行で両替を行う際にはマネーパートナーズが一番お得ということになります。
両替え額は100通貨~2000通貨となっていますので、米ドル円が100円の時は10万円~20万円までの両替ができます。通常の海外旅行であれば問題ない額ですね。
それ以上の額の両替が必要な場合は、マネパカードを利用するようにしましょう。
マネーパートナーズがおすすめな理由まとめ
・口座開設が無料
・好きなレートのタイミングで両替が可能
・外貨両替手数料が基本為替レート+0.2円~0.4円(業界最安)
・両替した外貨を現金で、手数料たった500円で主要4空港で受け取れるサービス有
・海外口座への外貨出金が一律2,500円/回
他のFX口座よりも海外志向の人に適した内容で、旅行者や留学生などが非常にお得に使える
外貨両替、現受け、現渡しの方法
両替サービスは、パートナーズFX取引画面で行えます。
以下の手順に沿って操作してみましょう。
2.両替を実行する
※マネーパートナーズのページが開きます。
両替は約3分程度で完了します。画面を見比べながら操作していくと間違いがありません。
外貨受取(空港)
空港での受取りは、依頼(申込)ベースで月1回までとなっています。
また、口座開設が完了してから、予約、受け取りまでには最短で4日ほど必要なことも覚えておきましょう。
参考:口座開設完了後、出発日(受取日)の何日前までに受取の申込みをすればいいですか?
また、早朝や深夜のフライトの場合は、空港の両替窓口の営業時間を確認しておきましょう。
成田空港の窓口は、他の空港と比べて営業時間が短いので注意が必要です。
◇各空港窓口の営業時間
成田空港:9時〜18時
関西国際空港:5時45分〜23時30分
羽田空港:6時00分〜23時00分
中部国際空港:7時00分〜22時30分
外貨現金を空港で受取る場合は、両替した外貨と受取手数料500円を会員残高(未使用分)に振替・移動してから手続きするようにしましょう。
マネパカード
マネパカードは空港での外貨両替よりも約1.3%と手数料が高いものの、銀行の手数料よりも安く、さらにショッピング利用額の1%が還元されるおトクなカードです。
※FX口座から外貨をマネパカード口座に振り替える際に1%の外貨受入手数料が掛かります。
もし外貨が余ってしまっても、日本円に再両替する場合の手数料相当額は0円ですから、そのままチャージして国内で利用できます。
使い方はクレジットカードと全く同じですが、入会時の与信審査はなく、日本に住んでいる15歳から75歳未満までの人であれば誰でも作ることができます。
現地で急に現金が必要になった場合に、マスターカードのマークがついたATMで現地通貨を引き出すことができるので、コンビニで現金を引き出すような感覚で利用することができます。
・マネパカードについて
・マネパカードの使い方
・マネパカードにチャージする方法はこちら
児山将
みんかぶFXで記事を書いています。 大学生の時からFXを初めて6年以上。FXの楽しさを伝える為に、みんかぶFXを盛り上げていきます。初心者の方でも分かり易く学べるように、難しい専門用語やマーケットの説明、FX業界について記事にしていきます。