為替市場の歴史

今回は為替市場の歴史のお話です。
戦前の話になりますが、明治時代はドル円はなんと1ドル1円でした。
さすがに話が飛びすぎるので、約40年前の1970年からお話ししましょう!
相場の転換点から、当時のドル円の大きな値動きがあった事件などを織り交ぜながら、皆さんが想像している値動きの常識を取っ払っていきましょう!

ドル円には万有引力が働いている

<1949年〜1972年>

ご存知の人も多いと思いますが、昔は固定相場制といってドル円は1ドル360円と決まっていました。
なぜ360円になったかというと、

・「金1オンス(約31グラム)=35ドル」の固定レートで取引をされており、それを円に換金すると360円になったという説と
・日本が戦争に負け、とにかく円が弱く1年の長さに近い数字に「0」を入れることで、日本は無価値だという皮肉が込められたという説があります。

その後、ニクソン・ショックが起こり、1971年12月に1ドルは308円へとなりました。

<1973年〜1987年>固定相場制から、変動相場制へ

1973年2月についに変動相場制に移行し、導入直後の約半年で260円台まで約50円近く下落するという、今では信じられない大暴落を演じました。
しかし、その後に1973年の秋に起きたオイルショックの影響で300円近辺まで戻るというひどい値動きでした。
【308円】→【260円台】→【300円】

<1985年〜1988年>プラザ合意

そして、1985年に起こった「プラザ合意」によるドル安誘導政策でさらに円高は加速。
この日のドル円の下落はなんと25円だったそうです。

しかも、各国の協調為替介入だったため、ほとんどの銀行は前日にこのことを伝えられており、ドル円の売りで膨大な利益を出したといわれています。
こんなに簡単に収益をあげられる日は、なかなかお目にかかれるものではありません。

この1年は近代でもっとも変動率の高い年となり、250円台から160円割れまでの約90円もの下落。
最終的には、120円台まで下落が進みました。

本来、日本としては160円程度で円安を留める予定だったようですが、予想以上に下落が進行してしまった為に、輸出企業は大打撃を受けたようです。

【250円台】→【120円台】

lesson2

<1989年〜1995年> バブル崩壊

湾岸戦争などで乱高下したドル円は、1989年にピークをつけ、バブルが始めると円高が加速。
1995年4月19日に79円75銭という2011年まで更新することがなかblった最安値を付けました。

【160円】→【79円】

<1996年〜2000年> アジア通貨危機

1997年に発生したアジア通貨危機と約年の、ロシア財政危機の影響で、当時の世界最大のファンドであった「タイガーファンド」が、経営危機に陥
りました。
この時、当時の額で数千億円のドル円を売ったために、なんと3時間で10円の大暴落を引き起こしてしまいました。
この一連の下落相場は10/5〜10/9日の5日間で17円下落しました。
あまりに激しい下落だったために、127円の次は1円下の126円まで値が落ちている強烈な値段の付き方だったそうです。

【104円】→【146円】→【101円】

<2001年〜2007年>

9.11の後115円台から135円まで上昇したドル円は上昇しました。
その後、日本の景気は回復し、2003年5月にりそなグループの公的支援が決定すると、
円買いが加速し105円まで下落しました。
しかし、その後は新興国や米国の金利上昇の影響で円売り多通貨買いとなる、「円キャリートレード」が人気となり、円安傾向へ。
102円を底にして、124円まで上昇しました。

【115円】→【135円】→【102円】→【124円】

<2007年〜2013年>

2007年8月9日のBNPパリバショックに端を発するサブプライムショックの影響で、ドル円は円高方向へ。
2008年3月に100円を割り込み96円を付けた後、8月には110円まで値を戻しました。
9月15日、リーマンショックと呼ばれる100年に1度の金融危機が発生し、ドル円は大暴落を引き起こし、12月には87円を付けました。
その後も、米国の金融緩和の影響でドル売りは続き、2011年10月31日には史上最安値となる75.32円を記録しました。
その後、日本の政権交代と共にアベノミクスによる金融緩和が始まり、79円から急上昇を開始し、7か月後で24円の上昇。
4月には103円を付け、4年ぶりに100円突破となりました。

【124円】→【75円】→【103円】

lesson2

アベノミクスが霞んで見える。。

約40年前から、ドル円の歴史を振り返ってみていかがでしたか?
アベノミクスではドル円が半年で20円ほど上昇しましたが、過去の値動きを見てみるとあまりにも乱高下していて、アベノミクスでの値動きが霞んで見えるようになった人もいるのではないでしょうか。

もちろん、過去と現在では各国の状況や為替取引の参加者、流入する資金量も違いますので簡単に比較することはできません。

しかしながら、「歴史は繰り返す」と言いますし、投資は過去の値動きや出来事でシナリオを立て分析をすることが多々あります。

また、40年前の日本人は、まさかドル円が100円を割ってしまうなどと誰も考えていなかったでしょう。
今でいうと、ドル円が30円以下のレートになるということですから、当たり前ですよね。

しかし、時代が変われば「有り得ない」ことが現実になってしまいます。

ドル円の乱高下の歴史を見てくれれば、「相場に絶対はない」ということを理解していただけたと思います。

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